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【訪問記】欧州のゲートウェイ・ポーランドの有力法律事務所「Woźniak Legal」を往訪しました

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【訪問記】欧州のゲートウェイ・ポーランドの有力法律事務所「Woźniak Legal」を往訪しました

モノリス法律事務所では、世界各国の有力な法律事務所とのネットワーク構築や、最先端のグローバル法務に関する知見の共有を積極的に行っています。

先日は、当事務所の代表・河瀬弁護士が、ポーランド・ワルシャワに拠点を置く法律事務所「Woźniak Legal」を訪問し、創設者であり管理パートナーのGrzegorz E. Woźniak氏と対談を行いました。今回はその模様をレポートいたします。

欧州の「中心」として成長を続けるポーランド市場

ワルシャワにオフィスを構えるWoźniak Legalは、国内外の企業法務やM&A、不動産、IT・データ保護分野などで高い実績を持つ法律事務所です。

対談の中でWoźniak氏は、「ポーランドは欧州におけるビジネスと投資の最有力候補地の一つ」であると語りました。パリやフランクフルトといった西欧の主要都市と比較して、オフィス賃料や人件費などの事業コストが依然として低く抑えられている一方で、都市の成長スピードが非常に早く、多くの外資系企業から有力な投資先として選ばれています。

実際に、古くから欧州市場へ進出している日系企業などもポーランドに重要な拠点を置き、ここを「欧州全域へのゲートウェイ(玄関口)」として活用しています。ポーランドは地理的に欧州の中央に位置し、中国から欧州へと繋がる国際貨物鉄道のルート上にあるなど物流の要衝でもあります。さらに、インフラや決済システム、インターネット環境も非常に先進的であるため、伝統的な製造業から最先端のIT産業まで、ビジネスを展開する上で圧倒的なアドバンテージを有しています。

また、治安が極めて良好で東京と変わらないほど安全である点や、物価が手頃で食事も美味しく、人々が穏やかで暮らしやすいといった「生活環境の質の高さ」も、外資系企業が安心して事業拠点を構えられる大きな要因となっています。

IT・ブロックチェーン人材の宝庫と、欧州の新たな規制「MiCA」

ポーランドは国内の教育水準が高く、特に数学やIT科学の分野において、世界的に見ても非常に優秀なITスペシャリストやブロックチェーンエンジニアが集まる国として知られています。

対談の大きなトピックとなったのが、欧州における暗号資産市場の新規制「MiCA(Markets in Crypto-Assets Regulation)」の影響についてです。EU全体で共通のフレームワークが導入されたものの、各国ごとのローカルな法整備の進捗にはばらつきがあり、過渡期特有のリーガルリスクや企業のライセンス問題が生じています。また、ポーランドは欧州における暗号資産ビジネスの一大ハブでありながらも、国内法の整備が追いついていない現状があります。今回の対談では、この法整備の遅れが現地の実務にどのような影響を与えているか、具体的な課題について、一歩踏み込んだ意見交換を行いました。 日本は税制等の関係からシンガポールなどのアジア圏を向く企業が多いですが、エンジニアが豊富で活気のあるポーランド市場の重要性や現地の実情について、日本の事業者に対して正確な情報を届けていくべきだという認識で、両者の意見が一致しました。

中小・スタートアップ企業にも広がる、早期のグローバル展開

河瀬弁護士からは、近年の日本企業の海外進出における「変化」が共有されました。「ひと昔前であれば、大企業が莫大な売上を達成した後に初めて海外展開を模索するのが一般的でした。しかし現在では、テクノロジーの進化もあり、中堅企業やスタートアップであっても、かなり早い段階から海外進出を視野に入れるようになっています。それは、私たち法律事務所にとっても同様です。」

ポーランドは歴史的・地政学的な背景から日本に対する親近感が非常に強く、大学などでも日本語学習が極めて人気で日本語話者も少なくありません。こうした親日的な土壌も、日本企業にとって事業展開しやすい後押しとなっています。

Woźniak氏もこうした変化や日本との良好な関係性に深く共感されていました。そして、大手法律事務所だけでなく、自分たちのようなスタートアップ精神を持つ中規模の法律事務所同士が柔軟に連携することの大切さについても言及がありました。これにより、大手にはないフットワークの軽さを活かし、クライアントに対してきめ細やかな国際法務サポートを提供できるという強みを強調されていました。

訪問を終えて

今回の訪問を通じて、ポーランドという国の持つビジネス・IT市場としての計り知れないポテンシャルと、それを支えるWoźniak Legalの質の高い法務サービス、そして真摯にクライアントに向き合う姿勢を間近で体感することができました。

モノリス法律事務所は、今後も世界中の最先端の法律事務所と強固なアライアンスを結び、IT・インターネット・国際法務の領域で、クライアントのグローバルな挑戦を力強くサポートして参ります。

カテゴリー: 制度等

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弁護士 河瀬 季

モノリス法律事務所 代表弁護士。元ITエンジニア。IT企業経営の経験を経て、東証プライム上場企業からシードステージのベンチャーまで、100社以上の顧問弁護士、監査役等を務め、IT・ベンチャー・インターネット・YouTube法務などを中心に手がける。

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