インターン等に参加していない場合は弁護士求人に応募すべきでないか

当事務所のインターン制度は、いかなる意味でも、当事務所の弁護士の求人とは繋がっていません。弁護士求人の場面では、過去にインターン採用の際に泣く泣くお断りさせて頂いた方からのご応募も歓迎しております。
また、当事務所のサマークラークやウインタークラークは、「将来弁護士として」という観点で当事務所に興味を持って頂いた法学部生・ロースクール生からの応募をお待ちしている制度です。
この記事の目次
インターン制度と弁護士求人は無関係です
当事務所のインターン制度の趣旨は、学部生の方に「法律事務所」という存在を体験して頂くことです。例えば一例を挙げれば、
- 大学受験で法学部に入ったが、卒業後はIT業界に就職したいと考えている
- しかしせっかく学部で法律を勉強しているし、学生の間に一度は「法律事務所」の中身を見てみたいと考えているという方に
- 法律事務所のインターンとしてお越し頂き、「弁護士の仕事」「法律事務所という組織の動き方」「法律業界の抱えている課題」といったものに触れて頂き
- その経験を、いつかIT業界で活かし、IT業界の発展などに寄与して頂きたい
- (もし願わくば、狭い世界ではありますし、5年、10年先に、例えば「IT企業の事業責任者」といった立場で、またお会いできたら非常に幸せです)
といった思想で、当事務所のインターン求人は行われています。
…上記はあくまで「一例」で、その他にも様々なタイプの方にお越し頂いていますが、包み隠さず記載すれば、インターンの採用は、大まかには
- 可能であれば全ての方にお越し頂きたい
- しかし座席数等の関係でそれは実際問題として不可能である
- そのため、可能な限り様々なタイプの方を、バランスを見ながら採用させて頂いている
という形になっています。
インターンは「様々なタイプの方」にお越し頂く方針です

そして更に事務所としての「本音」を申し上げれば、そうした様々なタイプの方、弁護士志望度が高い方から、卒業後には法律以外の業界で活躍されるであろう方まで、様々な方にお越し頂いて、「法律事務所の仕事」を見て頂き、手を動かして頂くことで、「化学反応」のようなものが生じることに、当事務所は、期待しています。
実際、例えば、理系の学部に所属しエンジニアを目指されている学生の方に、弁護士志望度が高い他の学生の方と、法律に関するディスカッションをして頂きながら、ある種の弁護士業務に関する統計処理をお願いして、その成果を実際の業務に組み込んだことも、あります。
これが、当事務所のインターン制度の趣旨であり、言い換えれば、「将来司法試験に合格した後、企業法務系法律事務所に所属する弁護士として優秀である可能性が高い方から順番に採用している」という基準では、全くありません。
サマークラーク・ウインタークラーク制度
もっとも、当事務所に弁護士として将来所属して頂ける可能性のある方に、当事務所をご紹介させて頂く機会は、それはそれで非常に重要だと考えています。
当事務所は、この観点より、インターン制度と別途、サマークラーク・ウインタークラークを夏・冬に実施しております。サマークラーク・ウインタークラークは、「将来弁護士として」という観点で当事務所に興味を持って頂いた方をなるべく多く迎え入れるべく開催している制度です。
また、弁護士としての求人は、サマークラーク・ウインタークラークに参加したことがない方からのご応募も歓迎しております。
なお、最後に付言すれば、サマークラーク制度は、2022年夏に初開催したものです。したがって少なくとも、76期の新卒採用との関係では、「サマークラークに参加した方」は、そもそも存在しません。