「国際法への興味からモノリスへ」─モノリスでのインターンが拓く未来への道─

オーストリア・ウィーンで生まれ育ち、幼少期から人生の大部分を海外で過ごす。現在はイギリス・エディンバラ大学で国際法を専攻中。
この記事の目次
ウィーンからエディンバラへ──国際法との出会い
私は人生のほとんどを日本国外で過ごしてきました。両親が国際機関に勤めていた影響もあり、小学6年まではウィーンで過ごし、中学受験のために一時帰国しました。その後、高校から再びウィーンに戻り、現在はスコットランドのエディンバラ大学で国際法・国際関係学を学んでいます。
エディンバラ大学を選んだのは、カリキュラムの自由度が高く、育ったウィーンに似た街の雰囲気が心地よかったからです。大学では主に政治学部と法律学部の授業を履修し、国際法を専攻しました。両親の影響に加え、高校時代に読んだ『War Law』という本が非常に面白かったことも、この道を選んだ大きな理由です。異なる利害や価値観を持った国同士が対立する中で、どのように解決の糸口を見つけるかについて学べる、という点に魅力を感じています。
多様な背景を持つ人が集まる環境に惹かれ、モノリスへ
そんな私が、なぜ日本の法律事務所、それもモノリスでのインターンを選んだのかというと、海外経験がある人や法学部出身者ではない人が活躍している事務所だとウェブサイトで読んだからです。そこから「自分のバックグラウンドを活かせる法律事務所で働いてみたい」という強い思いにつながり、縁あってモノリスに入所することになりました。
実は昨年もモノリスのインターンに関心を持っていましたが、今年は比較的まとまった時間を確保できることもあり、改めて挑戦したい気持ちで応募を決めました。
法律事務からリーガルリサーチまで──最先端の法律実務に触れる
インターン中は、リーガルリサーチ、翻訳・通訳作業、LinkedIn運営、法律事務作業など、様々な業務に携わる機会がありました。
リーガルリサーチでは、日本や米国の判例検索にも挑戦し、「どうすればこの判例を有効に使えるか」という点を常に意識していました。
法律事務作業では、他のインターン生との状況に応じた連携が必要不可欠だと学びました。ケースバイケースなタスクが多い中で、問題点があればすぐに他のインターン生に相談するなどして「能動的にコミュニケーションを取ることの重要性」を実感しました。今回のインターンを通じて、初めての社会での実務経験として、積極的に学び、働く姿勢を身につけられたことは大きな収穫でした。
また、河瀬先生から「新しい領域への挑戦としてのVTuberのM&A」に関するお話を伺い、判例の少ない最先端分野においてモノリスがどのように実務を展開しているのかを学べたことも、非常に貴重な機会であったと思います。

豊富な海外経験を活かした立ち回りを強みに
海外の大学に在学中の私だからこそ発揮できた強みは、業務内外でのインターン生同士の関係構築に尽力できたことだと感じています。帰国子女のインターン生とそれ以外のインターン生の間に入り、積極的に会話を回すことを心がけました。様々な業務に携わる中で、このような立ち回りができたのは、幼少期から多様な文化背景を持った人に囲まれてきた経験が活かせたからだと思います。
夢の実現に向けて、次なるステージへ
今後は、イギリスで弁護士を目指して勉強を続けるか、あるいはコンサルティング業界でアドバイザリー業務に従事したいと考えています。今回のモノリスでのインターンを経て、「法律実務の面白さ」を実感しました。法律事務作業の一つひとつをとっても意味があると実感できたことで、より弁護士業務に興味を持つようになり、今後のキャリア形成を考える上で、大きな糧となりました。

当事務所の求人情報
モノリス法律事務所は、学部生からロースクール生、司法試験受験後の方まで、広くインターンを募集しております。長期インターンシップも可能であり、有給です。ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。
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