インタビュー

英語リーガルで発揮する語学力と法律知識

インタビュー

英語リーガルで発揮する語学力と法律知識

明治大学法学部4年生。2021年12月にインターン生として入所。英文契約書作成や翻訳、日英通訳、コーポレート英語版サイト運営など英語関連業務の主力メンバーとして勤務。

語学力(英語)が活かせる!法学部生も歓迎

就活の一環で、私は法学部の学生として法律事務所でのインターンシップを希望していました。​当時​、ロースクール生向けの募集は複数ありましたが、法学部生も対象としている事務所はほとんどありませんでした。モノリスは、ロー生・法学部生問わず、大学生や留学生など幅広くインターンを受け入れています。他のインターン先も考えましたが、郵送物の手配など雑務が主な環境が多かったのに比べ、モノリスでは雑務もありますが、より実務に近い仕事をインターンでも任せてもらえる環境であることが面接で分かりました。この点がモノリスでインターンを始める決め手となりました。

入所して最初の1年は、私にはまだロースクール生ほどの法律知識はなかったため、主に事務的な仕事が中心でした。しかし、22年の冬頃から急に英語関連業務に携わる機会が増え、その後は英語を使った仕事をたくさん任せてもらえるようになりました。面接の際には、以前アメリカとドイツに住んでいた話や、TOEICの点数についても話していたため、必要なタイミングで選んでくれたのだと思います。

以前から契約書の英訳なども潜在的に関わっていましたが、急にグローバル案件が増えたことで、私に仕事を任せてくれるようになったことは嬉しかったです。それまでは出社毎にその日にやるべき仕事を確認して作業開始する流れでしたが、現在は英語関連業務を固定で担当させてもらえているため、ある事柄に継続的に対応することができており、専門性の向上にも繋がっていますし、やりがいを感じています

主な仕事内容は、契約書の日英訳チェック、コーポレート英語版サイトとLinkedInの運営、海外向け事業の戦略立案、会議での通訳、英文メール作成など多岐にわたります。幅広い英語を使った仕事に携わることができていて、裁量もあるため非常に楽しいです。

英語業務で成長!クリエイティブな挑戦が思考を刺激

英語業務の中でも特に学びが多いのは、コーポレート英語版サイトとLinkedInに関わる業務です。私たちは採用活動の魅力を高めるために日々取り組んでおり、インターンや社員、そして河瀬先生とともにディスカッションしながら行っています。簡単な文章ならDeepLでも翻訳できますが、私たち自身の思考やアプローチが加わることで、内容や伝え方に新たな変化が生まれます。私自身の就活した経験から得た発見や気づきを共有し、次なる一歩につながることも多いため、非常に充実感を感じています。実際、LinkedInの提案は、英語関連業務を担当するインターンメンバーたちの話し合いの中で話題になり、それがきっかけで事務所全体としてLinkedInの運営に取り組むこととなりました。自分たちが提案した施策なので、運用にも力を入れています。英語関連業務をメインに担当するインターンは3名ほどおり、日常的に相談し合いながら進めています。表現に迷ったときはみんなで相談しながら、より良い方向に行くよう努めています。

2022年12月頃、コーポレートの英語版サイトを立ち上げる話が急に浮上しました。当時は対応できるメンバーが私含め2名しかおらず、非常に大変な時期でした。年末ということで契約書翻訳も多いなか、コーポレートサイトの英訳を1ヶ月半で完成させる必要があり、かなり忙しかったです。ですが集中して取り組んだ結果、英語サイトが完成した時はとても達成感がありました。現在は、英語業務を担当するメンバーが増えたため、他にも頼れる人がいる安心感があります。さらにモノリスには、2023年5月末からアメリカの弁護士も入所したため、今後はさらにグローバルな案件が増え、英語や他の言語を使った仕事が増えることが予想されます。語学力を活かして働きたい方には、非常に魅力的な環境だと思います

英語リーガルという専門分野

私は法学部の学生であり、英語が得意であるというキャラクターを持っています。その中でも私の強みは、言語化力です。例えば契約書の英訳をする際、契約書独特の表現を機械的に翻訳するのではなく、法律的知識としてなぜその条項が設定されたのかを理解し、意図を汲んだ上で翻訳することで誤解を避けることができます。例えば法律文書では断定を避けた表現や「思われる」といった含みを持たせた表現がよく使われますが、これは日本だけでなく、海外でも同様です。海外のコミュニケーションでは直接的な表現が多いですが、契約書では日本と同様に含みを持たせた表現や細かい記述、明確な表現を避けるスタイルが一般的です。翻訳する際に、冗長な表現を省略すると意味が変わってしまうため、上手く表現に落とし込むことが翻訳の鍵となります。

モノリスでは商法、ライセンス契約、NDA、M&A関係など、様々な契約書を扱うことができます。授業や教科書から抜け出し、実際の現場で法律を実践することの楽しさに充実感を感じています

契約書の翻訳にはある程度のフォーマットやルールがあり、それには慣れが必要です。留学経験や高いTOEICのスコアを持っていても、契約書のルールや内容を理解するには時間がかかります。この点、英語で法律を学んだ経験がある方は、スムーズに業務に取り組むことができると思います。専門的な知識を持つ方は大歓迎です。モノリスは、重要な業務もインターンに任せてもらえるため、実践的に働きたい方にとっては素晴らしい環境だと思います。またリーガルの知識がない方でも、この話を聞いて興味深いと感じてもらえたら嬉しいです。

英語業務の担当者は単なる単純翻訳要員ではなく、モノリスの海外進路を決めるためのいわば実働部隊です。今後所内で使用するための英語マニュアルや用語集を作成したり、海外のビジネスモデルを理解するために調査したり、代表である河瀬先生に自分の考えを直接提案したりすることができます。自身の能力を試すことができる点もモノリスの素晴らしいところです。

当事務所の求人情報

モノリス法律事務所は、学部生からロースクール生、司法試験受験後の方まで、広くインターンを募集しております。長期インターンシップも可能であり、有給です。ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。

弁護士 河瀬 季

モノリス法律事務所 代表弁護士。元ITエンジニア。IT企業経営の経験を経て、東証プライム上場企業からシードステージのベンチャーまで、100社以上の顧問弁護士、監査役等を務め、IT・ベンチャー・インターネット・YouTube法務などを中心に手がける。

シェアする

トップへ戻る