インタビュー

3人でのモノリス創設から、フルリモートで秘書・人事業務を担当するまで

インタビュー

3人でのモノリス創設から、フルリモートで秘書・人事業務を担当するまで

慶應義塾大学卒業。複数の法律事務所にて勤務後、2015年に、現在モノリスで代表弁護士を務める河瀬に個人雇用される形で個人秘書となり、その後、モノリス法律事務所の創設に関与。地方在住の現在もフルリモートで勤務

共同パートナーからの独立を経て、所属弁護士14人に至るまで


法律事務所での勤務を何か所か経験したのちに、たまたま応募した求人が、現在モノリスで代表弁護士を務めている河瀬の個人雇用での個人秘書でした。当時の河瀬は、いわゆるパートナー弁護士として、全く別の事務所に在籍していました。そこに、私が初めての個人秘書として雇われたという形です。

少しややこしいのですが、一般論として、「法律事務所における弁護士以外のメンバーの求人」は、

  1. 法律事務所(弁護士法人)に雇用される場合
  2. 事務所に所属している、一弁護士個人に雇用される場合

があります。私の場合、

  • 最初に雇用された時は(モノリス法律事務所開設前の河瀬に雇用される)2のパターン
  • 今は(弁護士法人であるモノリス法律事務所に雇用される)1のパターン

です。また、当事務所の求人は、全て、1(弁護士法人モノリス法律事務所による雇用)です

それまで、裁判所関連など一般的な法律事務の経験はありましたが、河瀬からもらう仕事は誹謗中傷関連の業務など、IT・インターネット関連の業務がほとんど。インターネット上でのリサーチなど、ほぼゼロからのスタートでした。誹謗中傷対策は、現在もモノリスの中核の一つをなす分野でもありますね。

その後、ネットに強い友人をスカウトして3人体制になったところで、河瀬が独立。私たちは河瀬についていくことを決意し、現在のモノリスの原形とも言える体制がスタートしました。当時の私の業務は、「弁護士業務以外のすべての業務」です。スケジュール調整などの秘書業務や法律事務としての業務はもちろん、クライアントへの請求書の作成から、事務所の設立・移転に際する不動産屋とのやり取りに至るまで、あらゆることを経験しました。数字に弱いので、請求書関係の仕事には苦労しましたね(笑)。

徐々にメンバーが増えてきて、最初に私の手から離れたのが、いわゆる事務局業務です。今では「総合職のITコンサルチーム」「事務局の仮処分チーム」といったチームができるまでにメンバーが増え、かなり分業化されました。現在の私の業務はと言うと、河瀬のスケジュール調整と採用関連がメインです。また、所属弁護士も、2022年4月末時点で14名となりました。独立から約6年が経ちますが、こんなにもメンバーに恵まれるとは想像もできなかったですね。今では、業務に関する各種マニュアルも完備され、業務未経験の方でも問題なくジョインしていただける体制ができています。

ライフプランに合わせた働き方が可能。フルリモートでも、変わらない環境で仕事ができる。


現在、私は地方に在住し、ほぼフルリモートで勤務しています。リモートになったのは、新型コロナウイルス感染症の蔓延がきっかけでした。当時は、事務所全体がリモートワークの体制を取っており、その環境に背中を押され、念願の地方暮らしを始めました。

業務をする上で必要なデータはすべてクラウド上で管理されているので、PCとWi-Fiがあれば仕事ができる、という環境はとてもありがたいです。法律事務所という事業体の性質上、どうしても集まった方が効率的な場面もありますが、一部の弁護士やスタッフは、現在もリモートで仕事をしています。オウンドメディアやリクルートサイトなどの広報の面では業務委託の方もいらっしゃり、働き方は本当に様々ですね。

事務所の実態としては、

  • 一定以上の勤務年数があり、リモートでも問題なく業務を遂行できる
  • 担当業務がリモートワーク可能である
  • リモートワークを望む理由があり、そうした形でのワークライフバランスを望んでいる

といった条件が満たされている場合にリモートワークの許可が出る、というような形になっているようです。

年次が高いからこそ、年少メンバーに誰よりも寄り添う存在でいたい。


モノリスの中の年長者として特に気を付けていることが、後輩メンバーやインターン生の心理的ケアです。たとえば、一番の先輩である私が業務時間外にまで仕事を引きずると、後輩やインターン生にも気を遣わせてしまいます。特にインターン生には、「業務時間外には業務で使用しているツールは極力開かないこと」と伝えるようにしており、私自身も、業務時間とそれ以外との線引きはきちんとするようにしています。

また、特にリモートで顔が見えない分、自分の情報を積極的に開示するよう心がけています。特に、私は年次が上というだけでなく、採用時の入り口ということもあり、年少のメンバーにとっては近づきづらい存在になりがちだと思うんですよね。「先輩にも気軽に話しかけていいんだ」と思ってもらえるよう、メンバーとの接し方には色々工夫をしています。最近は、就活などの個人的な相談をしてくれる方がいて、少しずつセーフティネットとしての役割を果たせているのかなあと感じています。事務所が成長していっても、その姿勢は常に持ち続けたいですね。

経験できる職種は様々。あなたの強みを活かせる業務を、モノリスで見つけませんか?


採用業務に関して、正社員とインターン生の書類選考、そして面接や入所時の日程調整を行っています。選考にあたり特に見ているのは、その方独自の「強み」ですね。それは法律に関することである必要はなく、たとえば部活動でこういう役割を担った、前職でこういう働きをしたなど、分野は何でもいいんです。

「この方のこの経験で得たスキルはあの業務に活かせそう」「あの業務はこの方のキャラクターにマッチするかも」など、既存の業務・メンバーと照らし合わせてマッチングを見ています。実際に、中途採用で全く異なる業界から転職されてきた方が何人かいますが、皆さんそれぞれ活躍されていますね。

特に最近は、法律事務だけでなく総合職採用にも力を入れています。今後も、「法律事務所に総合職として入所するという選択肢があるんだ」と思っていただけるよう、知名度アップに力を入れていきますので、引き続きモノリスをよろしくお願いいたします!

当事務所の求人情報

モノリス法律事務所は、各種の裁判や契約書作成といった弁護士の業務を、主体性をもってサポートする事務局(秘書・パラリーガル)の求人を行っております。

弁護士 河瀬 季

モノリス法律事務所 代表弁護士。元ITエンジニア。IT企業経営の経験を経て、東証プライム上場企業からシードステージのベンチャーまで、100社以上の顧問弁護士、監査役等を務め、IT・ベンチャー・インターネット・YouTube法務などを中心に手がける。

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