インタビュー

モデルから弁護士へ。クロスボーダーチームで国際的イベント運営にもチャレンジ

インタビュー

モデルから弁護士へ。クロスボーダーチームで国際的イベント運営にもチャレンジ

2024年1月よりモノリスにインターンとして勤務。海外のクライアントとの連携など幅広い業務に従事し、言語の壁を超えたグローバルなつながりの強化にも貢献している。東京大学在学中。

幼い頃から夢みた弁護士への第一歩

ロンドンで生まれ、11歳まで過ごした後、2015年に家族と共に日本に移住しました。中学生の頃からモデル業を始め、大学1年生まで学業と両立させながらモデル活動を続けました。その後、ドイツで病院と救急サービスのインターンを経験し、再び日本に戻ってきました。

弁護士になるという夢は幼い頃から持ち続けており、将来的には日本の法科大学院に進学する予定です。

セカンドライフ・サンクチュアリ – 意識から活動へ

日本に移住したことで、日本の動物福祉には他国と比べて大きな違いがあることに気づきました。このことがきっかけで、自分の価値観を見直し、信念に基づいて行動しようと決心しました。そして、「セカンドライフ・サンクチュアリ」という動物保護団体を設立しました。

現在は、施設の設置や動物保護のための対策を進めています。例えば、保護した動物を熊などの野生の捕食者から守るために、鶏小屋の囲いの壁と床の下に約50センチのコンクリートを敷き詰めました。将来的には、保護活動だけでなく、保護団体を教育センターとしても機能させることを目指しています。

ウィークデーはオフィスワークをし、まとまった休みは動物たちと自然の中で過ごす生活を楽しんでいます。

モノリスでの法的キャリアの始まり

モノリスで働き始めたことは、私にとって大きな転機となりました。初めてオフィスでの仕事を経験し、法務分野でのキャリアをスタートさせました。オフィスワークに移行することは新しい挑戦でしたが、モノリスではお互いにサポートし合う体制があったので、とても居心地よく感じました。

モノリスでの私の主な業務は、文書翻訳や法的リサーチ、会議の調整、国際的なクライアントとのやり取りです。特に、異文化や言語の違いを乗り越えながら、他国のチームと連携して仕事を進めることに大きなやりがいを感じています。

モノリスの国際的なつながりの拡大

モノリスのクロスボーダーチームでの役割は、私にとって非常に重要なものです。このチームでは、海外の法律事務所や法務ネットワークとの関係を強化することに取り組んでいます。また、Eurojurisという団体と連携し、国際的な法務活動を支援しています。

私が貢献した例として、外国企業が日本の法的プロセスを理解できるようにバイリンガルのパンフレットを作成したことがあります。このパンフレットは、日本の法的手続きを外国の方々がよりわかりやすく理解するための助けとなっています。

個別のタスクをこなしつつ、チーム全体との調整も進めています。慌ただしく締切に追われながらも、クロスボーダーチームの目標に沿った形で作業を進めることに大変やりがいを感じています。

AIとテクノロジー法務のネットワーキング – イベントの運営から学んだこと

イベントの運営は、モノリスでの経験の中で特に印象的だった活動のひとつです。海外の法律事務所では、弁護士がクライアントを招いて関心のあるテーマについて議論しながら、軽食や飲み物を楽しむイベントを定期的に開催しています。これらのイベントは、新規クライアントの獲得や既存のクライアントとの関係強化に使われることが多いです。また、ターゲットとなるクライアントとの会話でオフィスの評価を上げるという役割もあります。モノリスでもこのようなイベントを開催しています。

最近では、スタートアップ企業とAI・テクノロジー分野の専門家を集めたネットワーキングイベントを開催しました。このイベントでは、AIとデータ保護に関する議題を取り上げ、急速に発展しているこの分野について議論を交わしました。  

異なるタイムゾーンにいる講演者との調整や、急な会場変更への対応、資料の準備など、イベントの準備には多くの課題があり苦労しましたが、最終的には大成功で終えることができました。多くの参加者が集まり有益な情報交換をし、モノリスのテクノロジー法務におけるつながりをいっそう深めることができました。

今後は、さらに広いテーマでイベントを開催し、より多くの人々と交流を深めていきたいと考えています。イベント運営を通じて、情報収集や運営管理だけでなく柔軟に考え行動することの重要性を学び、それらをモノリスでの仕事に活かしています。

LinkedInを通じたプロフェッショナルネットワークの構築

モノリスではLinkedInの管理も私の重要な役割のひとつです。LinkedInを通じて送られてくるメッセージの対応や、原稿の作成、求人応募の振り分けなどを行っています。LinkedInは、国際的なビジネスとのつながりを育むためのツールであり、モノリスのクロスボーダー業務をサポートしています。

また、データ分析や報告書の作成も担当しています。提案された取り組みのコストと効果を分析し、戦略的に考えることで、実行可能なアドバイスを提供しています。これらの業務を通じて、組織運営に関するスキルをさらに磨くことができました。

モノリスでの成長と学びの機会

モノリスは、専門的なスキルを高めるとともに、個人としても成長できる理想的な場所です。柔軟な環境の中で、個々の成長とチーム全体の成果の両方を重要視し、お互いに協力しながら仕事に取り組んでいます。

モノリスで働く上では、日英両方の言語を状況に応じて活用する力が求められる場面があります。そのため、国際的な業務にも対応できる柔軟性やスキルがあると、より幅広い活躍が期待できます。特に、日本に長期間滞在する予定のある留学生にとっては適した環境だと感じています。長期間にわたり働く中で責任を持ち、信頼を得ることで、自分自身の成長を実感しながら、将来に向けたキャリアを築くことができるでしょう。

モノリスは、大学との両立が可能な働き方を提供しており、学生にとって非常に柔軟で理想的な職場です。さまざまな業務を通じて貴重な経験を積み、いずれは法務分野でも貢献できるようになりたいです。

当事務所の求人情報

モノリス法律事務所は、学部生からロースクール生、司法試験受験後の方まで、広くインターンを募集しております。長期インターンシップも可能であり、有給です。ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。

弁護士 河瀬 季

モノリス法律事務所 代表弁護士。元ITエンジニア。IT企業経営の経験を経て、東証プライム上場企業からシードステージのベンチャーまで、100社以上の顧問弁護士、監査役等を務め、IT・ベンチャー・インターネット・YouTube法務などを中心に手がける。

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