ポーランドのGP Partnersとディスカッション。GDPR・AI規制の最前線に見るグローバル連携の必然性

2026年4月24日、モノリス法律事務所に、ポーランドの法律事務所「GP Partners」の代表であり、データ保護法やテクノロジー法の権威であるMaciej Gawroński(マチェイ・ガブロンスキー)弁護士が来訪されました。
弊所代表の河瀬弁護士、およびフォーリンアソシエイトのEvgeniia Savelevaとともに、GDPR(欧州一般データ保護規則)や最新のAI規制、そして日本・欧州間でのクロスボーダー案件における実務的な論点について、深いディスカッションを行いました。
この記事の目次
欧州最高峰の知見と「IT・インターネット」の共通言語
今回来訪されたGawroński弁護士は、現在の欧州データ保護会議(EDPB)の前身組織に対し専門的知見を提供し、GDPRの形成にも関与された欧州屈指のスペシャリストです。同氏の著書『Guide to the GDPR』は実務家向けのベストセラーとして知られ、欧州のデータ保護実務を牽引する存在です。
ディスカッションでは、GDPRにおける「個人データ」の定義とAI技術への適用について、欧州当局の最新の執行実務を捉えた視点が共有されました。これに対し、弊所からも日本における法改正の動向や実務的なハードルを共有。「IT・インターネット・ビジネスと法律」という共通言語を持つ者同士、国や法体系の違いを超えた、極めて専門性の高い意見交換となりました。
モノリス法律事務所が「海外連携」に注力する理由
弊所が今回のような海外のスペシャリストとの対話を重視しているのは、単なる国際交流が目的ではありません。現在、モノリス法律事務所が扱う案件の多くは、もはや日本国内だけで完結するものではなくなっています。
- 日本企業の欧州市場展開に伴うGDPRコンプライアンス体制の構築
- 海外サービスが日本国内で展開される際のリーガルチェック
- 国境をまたぐサイバー犯罪や権利侵害への対応
こうしたクロスボーダー案件において、現地の生きた実務知見を持つパートナーと即座に連携できる体制は、クライアントに提供する付加価値の源泉となります。案件を海外へ「横流し」するのではなく、当事務所が主体となってプロジェクトをマネジメントする体制を少しずつ作り上げています。
若手弁護士が「世界」と繋がる環境を
モノリス法律事務所は、日本のリーガルマーケットに閉じこもるのではなく、世界中のトップレベルのIT弁護士とネットワークを形成し、共に難解な課題を解決する体制を構築しています。
今回のGawroński弁護士との議論でも、若手弁護士がグローバルな視点を持つ重要性が改めて浮き彫りになりました。先端技術は常に国境を越えて普及します。それに対応する弁護士にもまた、「グローバルなスタンダードを理解した上で、日本の法務をアップデートする」という姿勢が求められています。
ディスカッションを終えて:河瀬弁護士のコメント
「Gawroński氏のような、欧州のテクノロジー法務を牽引するフロントランナーと直接対話することは、我々の視座を大きく引き上げてくれます。モノリス法律事務所は、今後もこうした海外ネットワークを強化し、日本のクライアントに対して、世界最高水準のリーガルサービスを提供できる体制を研ぎ澄ませていきます。」
モノリス法律事務所では、こうしたクロスボーダーな議論を日常的に行い、世界中の専門家と連携しながら、法律実務の「その先」を切り拓いていく仲間を募集しています。




















