事務局や総合職の法学部出身者の比率
法律事務所の仕事というと「法学部出身じゃないとできないのでは?」と想像する方もいるかもしれません。しかし、実際は法学部出身者じゃないメンバーの方が多いのです。
モノリス法律事務所の場合は、法学部出身者は全正社員のうち2割程度でした。ここ1年に限定すると、たまたま法学部出身者の採用が続いたため4割程度に増えていますが、法学部出身者が有利というわけではありませんし、あくまで、その方が持っているスキルや経験を重視しています。
もちろん学部時代に学んだことを飛躍させたい方や、今後法律の勉強をし知識を深めたい方の応募も歓迎しています。きっと興味深く仕事をして頂ける環境だと思います。
事務局の仕事は幅広いですが、書類作成や書類請求の手続きをすることが多いです。例えば裁判所の場合。裁判所のルールに沿った方法で作成された書類を作成・提出する必要があります。普通に生活をしていたら目にしない「裁判所独自のルール」ですが、仕事をしながら徐々に覚えていくものです。また「各市町村、法務局」への書類請求(をするための書類作成・手続き)や、案件によっては特許庁に提出する書類の作成などもあります。これらは「各市町村、法務局、特許庁等」のルールに従った作業をすることになります。そして、少し分かりにくい話になってしまうのですが、こうした、裁判所や各市町村、法務局、特許庁等のルールは、法学部で教わる法律とは種類が異なります。このため、法学部出身者でも、その他の学部の出身者でも、結局、こうしたルールについては、法律事務所に就職した後に勉強することになるのです。
私自身、事務局の仕事、秘書、人事担当…と、複数の部署で業務をしてきましたが、実は法学部出身ではありません。しかし、法律事務所特有の書類作成や諸手続で困ったことはありませんでした。どちらかというと、ミスが許されない書類をチェックする集中力や、丁寧かつ効率よく事務処理をこなす性質が役立った気がします。おかげさまで役所手続きや契約書チェックなど、プライベートで細かな書類に目を通すことが苦でなくなり、むしろ得意になったのは職業病かもしれません。
当事務所では、例えば事務局は、いわゆる「秘書」や「パラリーガル」といった職種の仕事を含んでおり、人によって担当業務が異なる、という組織設計になっています。法学部出身者向けの業務や、そうした業務を担当する「パラリーガル」のようなポジションのメンバーもいますが、法学部で教わるような法律知識を使わない業務、そうした業務を担当するポジションの方が多い、というイメージです。
また、総合職の場合は、そもそも業務内容が多岐に及んでいます。こちらも同様に、「法学部出身者向けの業務や、そうした業務を担当するポジションのメンバーもいますが、法学部で教わるような法律知識を使わない業務、そうした業務を担当するポジションの方が多い」というイメージです。
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