インタビュー

元システムエンジニアの経験を活かしてIT企業法務へ

インタビュー

元システムエンジニアの経験を活かしてIT企業法務へ

アソシエイト弁護士|山極 光也

静岡大学情報学部卒業、横浜国立大学法科大学院修了。2024年3月モノリス入所。

独立系SIerでのシステム開発業務などを経て弁護士に。プライベートでは、ジム・サウナ通いを楽しみながら家族を大切にする一児の父親でもあります。

システムエンジニアから「法律」へ

システムエンジニアから「法律」へ

弁護士になる前は、5年間ほど独立系SIerでシステム開発や運用・保守などの業務をしていました。設計などの上流工程もやることがあり、大規模なプロジェクトもいくつか経験しました。

大きなプロジェクトともなると、関わる会社の数も増えます。あるとき、その中の一社と契約書の内容で揉めたことがありました。契約書にある条項について相手方から「公序良俗に反する」と言われたのです。結果的には、その会社とも無事に契約を結ぶことができたのですが、このときに相手方が使う法律用語の意味が自分にはよくわからず、悔しい思いをしました。これをきっかけに、今まで知らなかった「法律」に興味を持つようになりました。

法科大学院未修コースから弁護士へ

その頃は法科大学院制度ができてまだ数年程度という時期で、法科大学院には「既習コース」と「未修コース」があって、未修コースの方では法律を学んだことのない社会人も法律を学ぶことができると知りました。ぜひ法律を学びたいと思い、法科大学院の未修コースを受験したところ、合格することができました。

合格してからやっと気付いたのですが、その法科大学院には働きながら学べるような夜間の授業などはありませんでした。そもそも法科大学院というのは、弁護士などの法曹を目指す人が学ぶための場であることも知りました。当初は、働きながら法律を学びたいという気持ちで受験した法科大学院だったのですが、結局仕事を辞めて法科大学院に入学し、弁護士を目指すことを決断したのでした。

元エンジニアの経験を活かした企業法務を

弁護士になってからは、都内の弁護士事務所で、主に個人のクライアントからの依頼を受けて債務整理や交通事故、労働事件などさまざまな民事事件に携わってきました。約9年間、そこで弁護士としてのキャリアを積み、いわゆる「マチ弁」がやる民事事件はひと通り経験できたんじゃないかと思います。

モノリスに入ってからは、企業法務に携わる機会が増えました。今は、企業や個人のネット上での誹謗中傷案件が多いのですが、そこで必要になるネットワークに関する知識やIT関連の専門用語など、元エンジニアの経験が役立っています。

家族との時間も大切に

モノリスでは、業務時間は特に決められておらず、オフィスで仕事をする時間は各自で自由に決められます。また、事件記録のデジタル化や管理も徹底しているため、自宅でリモートで仕事をすることも可能です。

私の場合は、平日の朝は娘を保育園に送っていってからオフィスに移動して仕事し、週末はできるだけ仕事から離れて家族と過ごすようにしています。仕事は忙しいですが、時間の使い方を自分で決められるので、週末は家族と出かけたり、一緒にショッピングに行って娘のために洋服を選んだりと、家族と過ごす時間や趣味の時間も大切にするようにしています。我が家は共働きですが、私が平日帰りが遅くなっても家事育児を担ってくれる妻には感謝しかありません。

チームで案件に取り組む安心感

モノリスの大きな特色として、ITコンサルタントのメンバーとチームを組んで案件を担当できるという点が挙げられます。企業法務では素早いレスポンスを求められることもありますが、チームで協力して対応できるので、心強く思います。

今後は、これまでの経歴を活かしてシステム開発に関する案件などにも携わっていければと思います。また、これまでは従業員(被用者)側の代理人として労働事件に関わることが多かったのですが、その経験は企業(使用者)側からの労働事件にも活かしていけると思います。

当事務所の求人情報

モノリス法律事務所は、弁護士(新卒・中途)の求人・事務所訪問受付を行っております。募集状況は時期によって異なりますので、募集要項ページをご参照いただければ幸いです。

弁護士 河瀬 季

モノリス法律事務所 代表弁護士。元ITエンジニア。IT企業経営の経験を経て、東証プライム上場企業からシードステージのベンチャーまで、100社以上の顧問弁護士、監査役等を務め、IT・ベンチャー・インターネット・YouTube法務などを中心に手がける。

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