インタビュー

夢だった海外生活を実現し、日本で挑む新たな法務の世界

インタビュー

夢だった海外生活を実現し、日本で挑む新たな法務の世界

Foreign Associate | 李 徳君 (Li, Te Chun)

2024年5月よりモノリスに入所。台湾での弁護士経験を活かし、クロスボーダー取引やリサーチ業務を担当。言語や文化の違いを乗り越え、グローバルなつながりの強化にも貢献している。

キャリアの転機:台湾から日本へ

海外での生活には常に憧れていました。新しい文化に触れ、視野を広げることができると思っていたからです。2022年、台湾で仕事に追われる日々を送っていたとき、キャリアを一時休止して新しい環境で成長できるチャンスが訪れました。早稲田大学の知的財産法LL.M.に合格し、学問的な成長だけでなく個人としても成長できると感じ、日本に移住することを決めました。

日本に来る前は、台湾で約5年間弁護士として法律事務所で働いていましたが、より成長できる新しい挑戦を求めたいと思うようになりました。そこで、台湾での安定したキャリアを一度離れてでも、長年の夢だった海外での生活と学びを実現するタイミングだと思いました。日本は言語や法的環境が異なるため、特に挑戦しがいがあると感じました。

インターンから始まった日本での法務キャリア

早稲田大学在学中、モノリスがインターンシップを募集していることを知り、日本で仕事の経験を積みながら法的な知識を活かせるチャンスだと思い、応募しました。インターンとして入所してからは、すぐに事務所に馴染みました。私は早い段階からさまざまな法的業務を任され、国際的な法的問題に触れる機会がありました。職場のサポートも大きな自信となり、長期的にここでキャリアを築いていく決意をしました。この貴重な経験を経て、インターン終了後には正式に入所を決めました。

日本で働くという挑戦ー言語と文化を乗り越えて

日本で法律の仕事をするにはいくつかの課題がありましたが、特に言語が大きな壁でした。まだ日本語を学んでいる段階だったので、職場に馴染むためには相当な努力が必要でした。しかし、モノリスの皆さんが常にサポートしてくれたおかげで、英語や中国語を活かしながら仕事を進められるようになりました。おかげで、クロスボーダー取引に関連する国際的な業務に集中しつつ、日本語力を向上させることができました。

所内の会話はほとんど日本語ですが、クライアントとのやり取りは英語で行うことが多いため、実務に集中しやすい環境です。

オープンな環境で連携と交流を深める

モノリスの職場環境は、以前私が働いていた台湾の法律事務所とは大きく異なります。台湾では弁護士が個室で働くことが多く、コミュニケーションや共に働く機会が限られていました。一方、モノリスではオープンな共有スペースで皆が働いているため、同僚との交流を深めやすいです。このおかげで、私はチームにうまく馴染むことができました。

また、モノリスは外国人が日本で働く際に感じる課題にも配慮しており、誰もが職場に馴染みやすい環境が整っています。多くの外国人が日本の職場で孤立を感じがちですが、私の場合はむしろ逆で、同僚たちは私が職場に溶け込むことができるようサポートしてくれました。言語の壁は依然として大きな課題ですが、周囲の支援のおかげで、仕事面でも社交面でもスムーズに過ごすことができています。

リサーチ能力と国際的な視点を活かして成長

モノリスでは、クロスボーダーチームの一員として、外国の法律事務所との関係構築や、国際的な取引を進めるクライアントの支援、外国の法制度に関するリサーチを担当しています。例えば、新しい市場に進出するクライアントに法的アドバイスを提供したり、外国のクライアントと日本の弁護士との間で円滑なコミュニケーションを取る役割を果たしています。柔軟性と成果を重視するモノリスの文化が私の仕事の進め方に大きな影響を与えました。

リサーチは私の仕事において非常に重要で、特に自国の法制度に対する理解が他国の法制度との類似点を見つけるのに役立ち、必要な情報を効率よく収集できるようになっています。特に、中国語のスキルが、中国語を話すクライアントや相手とのコミュニケーションをスムーズに進めるために非常に役立っています。台湾と日本の法制度に精通していることが、複雑な法的課題に対して実践的でバランスの取れた解決策を提案する際に大きな強みとなっています。また、日々変化する法律やテクノロジーに接することで、私自身がスキルアップし成長している実感があります。

多様なバックグラウンドを活かし、結果を出す

モノリスは、幅広いスキルを持ち、柔軟で積極的に行動できる方を歓迎しています。日本法の知識に加えて、外国人アソシエイトには、効果的にコミュニケーションを取れる能力や、新しい挑戦に柔軟に対応する姿勢が重視されており、日本語のスキルは高くなくても問題ありません。

また、モノリスでは柔軟な働き方ができるため、限られた時間内で効率よくタスクを進める能力が求められますが、各自のペースでサポートし合いながら進めています。どんなバックグラウンドを持っていても、結果を出すことが大切にされており、皆が協力して目標に向かっています。

当事務所の求人情報

モノリス法律事務所は、弁護士(新卒・中途)の求人・事務所訪問受付を行っております。募集状況は時期によって異なりますので、募集要項ページを参照頂ければ幸いです。

弁護士 河瀬 季

モノリス法律事務所 代表弁護士。元ITエンジニア。IT企業経営の経験を経て、東証プライム上場企業からシードステージのベンチャーまで、100社以上の顧問弁護士、監査役等を務め、IT・ベンチャー・インターネット・YouTube法務などを中心に手がける。

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