インタビュー

「チーム」としてIT・医療分野を法律面から支えたい

インタビュー

「チーム」としてIT・医療分野を法律面から支えたい

シニアアソシエイト弁護士|武田尚人

中央大学法学部卒業、東京大学法科大学院修了。弁護士登録後、2022年4月にモノリスへ入所。薬機法チーム担当

IT企業を法という視点からサポートしたい

司法試験合格後、IT系の企業法務の仕事がしたいと思い、IT系の法律事務所でいくつか入りたい事務所をピックアップして、モノリスに決めました。

大学の先輩がいたことで安心感もありましたね。もともと理系に進んで、機械系の学部に進みたいと思っていた時期があったのですが、結果としては法学部に進みました。その上で、ITというものが好きなので、そこを法律面で後押しできるような仕事をしたい、その分野で頑張っている人たちのサポートをしたいと考え、モノリスへの入所に繋がりました。

詳しくない人にも法律を身近に感じてもらう

最近のモノリスの動きとして、それまでは代表弁護士だけがやっていたセミナーや講演をシニアアソシエイトやアソシエイトが担当するようになってきました。私は、景品表示法や一般的な広告規制・化粧品や医薬品、病院などの広告規制に関するセミナーを担当しています。

例えば、先日担当したものは、EC事業者やECサイトを運営している方々のためのセミナーで、自社のサイトを作る際に関係する規制などを広く教えるという内容のものでした。講師をするときは、参加している相手にとってどのような利益・不利益があるのかをできるだけ具体例を織り交ぜながら説明するよう心がけています。

ほかにも、スタジオでの収録に参加し、他の事務所の弁護士と協力して講演をしているアソシエイトもいますが、それぞれ異なるプレッシャーがあるだろうなとは感じています。

クライアントとの窓口として

入所して2年経った2024年からシニアアソシエイトになりました。シニアアソシエイトとしての仕事は、「チームの管理」という点がアソシエイトとは大きく異なると感じています。

クライアントとのやりとりは、主にシニアアソシエイトが窓口となって行っていますが、私はアソシエイト時代から行う機会がありました。窓口になる際にはクライアントの不安を可能な限り解消できるように、積極的にコミュニケーションを図り、意思の疎通をすることを徹底しています。その上で、チームのメンバーに仕事を割り振る立場として、クライアントとの関係性に基づき、距離感等をチームに共有することを心がけています。

相手の成長を意識した指導でチームとしても成長を

モノリスの所内では、チームごとにクライアントが割り振られます。私のチームは、薬機法系や広告系が多く分配されている傾向です。

 その他にも、契約書のチェックなどの一般的な企業法務や、省庁が出している各種ガイドラインに書かれていることをかみ砕いてクライアントにわかりやすいように説明したり、クライアントからの質問や依頼に応えるためのリサーチをしたりしています。

シニアアソシエイトという立場としては、自分だけではなくチームメンバーの成長のためにも、探索的にリサーチをお願いするように意識しています。例えば、行政の規制一つをとっても、「通知や通達が全て一つのサイトに載っている」ということはないと思います。事例を公開している省庁もあれば、していない省庁もあります。クライアントにとって最良の提案ができるよう、ガイドライン以上のものは何があるのか、実際にどんな事例があるのか、などを広くリサーチしてもらうことが必要になってきます。

一緒にチームで仕事をするとしたら、根拠を大事にする人だといいですね。検討結果や調査状況を報告してもらう際に、どのような根拠に基づいて検討やリサーチを行ったのかが明確になると、他のメンバーもその思考を追跡しやすくなるので、チーム全体での検討も捗り、助かっています。

協力しながらも主体性を持って働ける環境

業務上で相談事があるときは、同期だったり、期が近い先輩に聞くようにしています。最近はありがたいことに期が上の経験豊富な先輩方も入所して、安心感というか、頼れる感じはありますね。

最近は、メディア系・YouTube系などのクライアントが海外の事業者との契約を行う際に、海外の契約書に触れる機会も増えてきました。モノリスには外国語が堪能なメンバーや、外国の弁護士資格を持っているメンバーも所属していて、外国語の案件が来た際にも協力して業務を行うことができるので本当に助かっています。

モノリスは比較的若い事務所なので、私は入所して日が浅いうちから一戦力としてクライアントを担当して、直接クライアントとやり取りして案件を進めてきました。責任感を持って案件に携わりたい、そのような方には楽しく仕事できる環境だと思います。

 また、自分では直接クライアントとやり取りしない場合でも、事務所としてクライアントに何か大きく提案を行い、それを小分けにしてチームごとに案件を進めていくこともあります。そういう意味でも、全体を見ながら自分がどういう立ち位置にいて、何をすべきなのかを考えながら仕事ができる場面は多いです。主体的に自分で考え、進めていくことができる環境だと思いますね。

さらに、やりたい案件があるのであれば、その分野を得意とする弁護士から学ぶことができるだけでなく、チームを超えてさまざまな案件や企画を集めてもらい、自らのやってみたいことに挑戦できる場所だと思います。

当事務所の求人情報

モノリス法律事務所は、弁護士(新卒・中途)の求人・事務所訪問受付を行っております。募集状況は時期によって異なりますので、募集要項ページを参照頂ければ幸いです。

弁護士 河瀬 季

モノリス法律事務所 代表弁護士。元ITエンジニア。IT企業経営の経験を経て、東証プライム上場企業からシードステージのベンチャーまで、100社以上の顧問弁護士、監査役等を務め、IT・ベンチャー・インターネット・YouTube法務などを中心に手がける。

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