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法律記事MONOLITH LAW MAGAZINE

風評被害対策

デジタルタトゥー化したリベンジポルノの消し方|削除と慰謝料請求

風評被害対策

元交際相手に性的な画像や動画をネットに拡散され、パニックになっている方もいるかもしれません。

この記事を読めば、流出したコンテンツの拡散を食い止め、主要なサイトから削除を完了させるとともに、加害者に法的責任を取らせる具体的な道筋を理解し、行動に移せるようになります。

リベンジポルノ被害の相談先と対処法については以下で詳しく紹介しています。

リベンジポルノがネットに流出…被害に遭ったらまずやるべきこと

リベンジポルノの被害に遭った直後は、冷静な判断が難しい状況に陥りがちです。感情的な行動は事態をさらに悪化させる危険性をはらんでいます。まずは落ち着いて、証拠を確保することが最優先の行動です。

その後の削除請求や法的措置を有利に進めるために、最初の一歩が極めて重要になります。この段階での行動が、後の解決スピードと成功率を大きく左右します。

感情的にならないで!自分で加害者と接触する危険性

自分で加害者に連絡を取ることは避けてください。加害者が逆上し、画像をさらに拡散させたり、証拠を隠滅したりする恐れがあります。また、脅迫やストーカー行為など、さらなる被害に発展するリスクも考えられます。

相手とのやり取りは精神的な負担も大きく、冷静な対応が困難になるため、直接の接触は控えるべきです。

削除の最重要証拠になるURL・スクリーンショットを保存する

投稿された画像や動画を削除するための最重要証拠として、必ず以下の情報を保存してください。

まず、投稿が掲載されているページのURLをコピーして保存します。次に、投稿内容、投稿日時、サイト名が一緒に写るようにスクリーンショットを撮影します。

これらの証拠は、サイト管理者への削除依頼や、警察・弁護士への相談時に、被害の事実を客観的に証明する上で不可欠です。

デジタルタトゥーとして拡散したリベンジポルノは本当に消せるのか?

デジタルタトゥーとして拡散したリベンジポルノは本当に消せるのか?

一度ネット上に拡散されたリベンジポルノは、デジタルタトゥーとして残り続けるという不安を抱えるかもしれません。しかし、適切な手順を踏めば、その多くは削除が可能です。重要なのは、被害の拡散経路を正確に把握し、それぞれのサイトの特性に応じた適切な削除方法を選択することです。

専門家であれば、海外のサイトであっても対応できる場合があります。どのような状況でも諦めずに、まずは削除の可能性を探ることが大切です。

デジタルタトゥーの危険性については以下で詳しく紹介しています。

リベンジポルノの主な拡散経路と削除対象となるサイトの種類

リベンジポルノは、XやInstagramなどのSNS、5ちゃんねるのような匿名掲示板、アダルトサイト、まとめサイトなど、さまざまな経路で拡散します。

一度拡散されると、コピーサイトや個人のブログにも転載され、被害が拡大する傾向にあります。削除請求を行う際は、これらすべてのサイトを対象として、一つひとつ丁寧に対応していく必要があります。

なぜ弁護士以外の削除代行業者は危険なのか?非弁行為と再炎上のリスク

報酬を得て削除申請を代行することは、弁護士法で弁護士にのみ認められた行為です。弁護士資格のない業者がこれを行うことは「非弁行為」という違法行為にあたります。

近年、こうした違法業者からの削除依頼を「不当な請求」としてネット上で公開するサイトも現れており、依頼したことでかえって被害が拡大する「再炎上」のリスクがあります。

法的に正当な手続きで安全に削除するためには、必ず弁護士に依頼してください。

ITに強い弁護士なら海外サーバーに投稿された画像や動画も削除可能

リベンジポルノが海外のサーバーを利用するサイトに投稿されるケースは少なくありません。日本の法律が直接適用できないため、削除は困難と思われがちです。しかし、IT技術に精通した弁護士であれば、サーバーの設置国や管理体制を特定し、その国の法律や国際的なルールに基づいて削除請求を進めることが可能です。

技術的な知見と法的な知識を融合させることで、難しい案件でも解決の糸口を見つけ出します。

リベンジポルノのデジタルタトゥーを削除する3つの具体的な方法

デジタルタトゥーと化したリベンジポルノを削除するには、法的な根拠に基づいたアプローチが必要です。主に3つの方法があり、状況に応じて使い分けることで、効果的に削除を進めることができます。まずはサイトの運営者に直接要請し、応じない場合は裁判所の手続きを利用します。

最終手段として、検索結果からの非表示化を目指すという流れが一般的です。それぞれの方法には特徴があり、専門家と相談しながら最適な手段を選択します。

方法1:サイト管理者へ「送信防止措置請求」で削除を要請する

サイトの運営者や管理者に対し、「送信防止措置請求」を行います。これは、権利侵害(プライバシー侵害など)を理由に、情報の削除を法的に要請する手続きです。多くのサイトでは問い合わせフォームなどが用意されており、そこから請求書面を送付します。

裁判外での手続きのため、比較的迅速に解決できる可能性がありますが、相手が応じない場合は次の手段を検討する必要があります。

方法2:裁判所を通じて迅速に削除を求める「仮処分」手続き

サイト管理者が任意の削除に応じない場合、裁判所に「仮処分」を申し立てます。

これは、通常の裁判よりも迅速に判断が下される法的手続きで、削除の必要性が認められれば、裁判所からサイト管理者に対して削除命令が出されます。法的な強制力を持つため、極めて有効な手段です。申し立てには法的知識が必要となるため、弁護士への依頼が不可欠です。

方法3:サイト自体が消せない場合の最終手段「検索結果からの削除」

海外サーバーのサイトなどで、ページの削除自体が困難な場合があります。

その際は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに対し、検索結果にそのページを表示させないよう請求します。これにより、問題のページへ人がたどり着く経路を大幅に減らすことが可能です。

これも法的な手続きであり、個人のプライバシー保護の観点から削除が認められるケースが増えています。

削除だけじゃない!加害者に法的責任を追及する2つのステップ

リベンジポルノの被害回復は、画像の削除だけで終わりません。加害者の責任を問い、二度と同じ過ちを繰り返させないための法的措置も重要です。加害者が誰か分からない場合でも、法的手続きを踏むことで特定が可能です。

特定後は、刑事罰を求めると同時に、受けた精神微苦痛に対する慰謝料を請求することで、金銭的な賠償と再発防止の両方を目指します。このプロセスは、被害者の尊厳を回復するためにも大きな意味を持ちます。

リベンジポルノの法律や罰則については以下で詳しく紹介しています。

STEP1:発信者情報開示請求でリベンジポルノ投稿者を特定する

匿名で投稿された場合でも、「発信者情報開示請求」という法的手続きを通じて、投稿者を特定できます。

まず、サイト管理者に対してIPアドレスなどの開示を求め、次にそのIPアドレスから判明したプロバイダ(携帯キャリアやネット接続事業者)に対して、契約者の氏名や住所の開示を請求します。この手続きは複雑で専門知識を要するため、弁護士に依頼して進めるのが一般的です。

STEP2:刑事告訴と民事での損害賠償(慰謝料)請求を同時に進める

投稿者を特定できたら、リベンジポルノ防止法違反などの容疑で警察に刑事告訴します。これにより、加害者に懲役や罰金といった刑事罰が科される可能性があります。それと並行して、民事裁判で精神的苦痛に対する損害賠償を請求します。

刑事と民事の両面から責任を追及することで、被害の重大さを加害者に認識させ、再発を強く抑制する効果が期待できます。

デジタルタトゥー化で人生を壊されないために知るべき5つの悪影響

リベンジポルノがデジタルタトゥーとしてネット上に残り続けると、人生のさまざまな場面で深刻な悪影響を及ぼす可能性があります。それは単なる精神的な苦痛にとどまらず、社会的信用や人間関係、生活基盤そのものを揺るがしかねません。就職や結婚といった重要なライフイベントの障壁となるほか、家族にまで被害が及ぶこともあります。こうしたリスクを具体的に認識することが、問題を放置せず、早期解決に向けて行動する第一歩です。

就職・転職活動で採用が見送られてしまう

採用選考の過程で、企業が応募者の名前をインターネットで検索することは珍しくありません。

その際にリベンジポルノの画像や関連情報が発見されると、素行に問題があると判断され、採用が見送られる可能性が非常に高くなります。本人の能力や経歴とは無関係に、デジタルタトゥーが将来のキャリアを閉ざす原因となり得ます。

勤務先での解雇や昇進への深刻な影響

すでに就職している場合でも、職場の同僚や上司にデジタルタトゥーの存在を知られれば、社内での立場が悪化する恐れがあります。

会社の信用を損なうと見なされ、左遷や解雇といった厳しい処分につながるケースも考えられます。また、昇進の機会を失うなど、長期的なキャリア形成にも深刻な影響を及ぼします。

結婚相手やその家族に知られて破談になる恐れ

結婚を考えている相手やその家族が、インターネット検索で過去の被害を知った場合、関係が悪化し、最悪の場合は婚約が破棄される可能性があります。

たとえ本人が被害者であっても、偏見から「問題のある人物」というレッテルを貼られてしまう悲劇は少なくありません。大切な人との将来を築く上で、大きな障害となります。

自分の家族や子どもがいじめの対象になるリスク

被害は本人だけにとどまりません。親族がデジタルタトゥーの存在を知れば、家族関係に亀裂が入る可能性があります。特に子どもがいる場合、親の過去が原因で学校でいじめのターゲットにされるなど、罪のない家族までが苦しむことになりかねません。

家族を守るためにも、デジタルタトゥーの放置は許されません。

賃貸物件の入居審査に通らなくなるケース

アパートやマンションを借りる際の入居審査で、保証会社や大家が契約者の名前を検索することがあります。そこでリベンジポルノの被害情報が見つかると、トラブルを懸念されて審査に通らない場合があります。

住居という生活の基盤を確保することさえ、デジタルタトゥーによって困難になることがあるのです。

【解決事例】風評被害対策でデジタルタトゥーを乗り越えたケース

ある女性(Aさん)は、結婚を控えた時期に、中学生の頃に元暴走族の知人と一緒に写った写真がネット上に拡散していることを発見しました。このままでは婚約が破談になりかねないと心配したAさんは、専門の法律事務所に相談しました。弁護士は直ちに削除すべきページを特定し、問題の画像が掲載されたサイトの管理者やサーバー管理者と交渉を開始。

結果、結婚相手やその家族に知られる前にすべてのデジタルタトゥーを削除することに成功し、Aさんは無事に結婚して幸せな生活を送っています。この事例のように、早期の専門的な対応が未来を守る鍵となります。

デジタルタトゥー対策については「風評被害対策・デジタルタトゥー」で詳しく紹介しています。

デジタルタトゥー・リベンジポルノに関するよくある質問

リベンジポルノの被害に遭われた方が抱える疑問や不安にお答えします。

リベンジポルノの削除費用はどれくらいかかりますか?

サイト管理者への交渉による削除の場合、着手金無料で1サイトあたり11万円(税込)程度の成功報酬が目安です。

裁判所の手続き(仮処分)を利用する場合は、33万円(税込)程度からとなります。

削除対象のサイト数や難易度によって費用は変動するため、まずは弁護士に相談して見積もりを取ることをお勧めします。

家族や職場に知られずにリベンジポルノ問題を解決することは可能ですか?

可能です。

弁護士には法律で定められた厳格な守秘義務があり、相談内容や依頼の事実が外部に漏れることはありません。家族や職場に連絡することなく、すべての手続きを内密に進めることができます。プライバシーは完全に守られますので、安心して相談してください。

リベンジポルノの加害者に慰謝料はいくら請求できますか?

慰謝料の金額に明確な基準はありませんが、数十万円から数百万円の範囲で認められることが一般的です。

被害の悪質性、拡散の程度、被害者が受けた精神的苦痛の大きさなど、個別の事情によって金額は大きく変動します。悪質なケースでは、より高額な慰謝料が認められる可能性もあります。

まとめ:リベンジポルノによるデジタルタトゥーは早急に弁護士へ相談を

リベンジポルノは、一度ネット上に流出すると「デジタルタトゥー」として残り続け、あなたの人生に深刻な悪影響を及ぼします。しかし、諦める必要はありません。法的な手続きを踏むことで、画像の削除だけでなく、加害者を特定して慰謝料を請求することも可能です。

自力での解決はリスクが大きく、事態を悪化させる恐れがあります。被害に気づいたら、一刻も早くITと法律の両面に強い弁護士に相談してください。

デジタルタトゥーの削除ならモノリス法律事務所の風評被害対策へ

モノリス法律事務所は、インターネット上の誹謗中傷や個人情報の流出といった「デジタルタトゥー」問題の経験豊富な法律事務所です。東証プライム上場企業から個人の方まで、クライアントが直面するネット上のあらゆる風評被害に対し、拡散されてしまった情報の調査から削除、投稿者の特定まで、トータルでのソリューションを提供しています。


当事務所の風評被害対策については「風評被害対策・デジタルタトゥー」で詳しく紹介しています。

モノリス法律事務所の風評被害対策が選ばれる理由

モノリス法律事務所が多くのクライアントから選ばれるのには、他の法律事務所やIT企業にはない独自の強みがあります。法律とITの専門知識を高いレベルで融合させ、相談から解決までをワンストップで対応できる体制が、高精度で迅速な問題解決を可能にしています。

法律とITの専門知識を融合した高精度な施策

モノリス法律事務所の代表弁護士はITエンジニア出身であり、法律の専門知識に加えて、検索エンジンやSNSの内部構造、サーバーの挙動といった技術的な側面を深く理解しています。この「法律×ITテクノロジー」の融合により、一般的に削除が困難とされる海外サーバーの案件などでも、高精度な施策を実行できます。

相談から解決まで窓口を一本化できるワンストップ対応

「法律の相談は弁護士に、ITの相談は専門業者に」といった手間は不要です。モノリス法律事務所では、被害状況の調査・分析から、法的手続き、技術的な対策まで、風評被害対策に関する全ての窓口を一本化しています。これにより、依頼者の負担を軽減し、スムーズで一貫性のある対応を実現します。

豊富な実績に基づく最適な解決策の提案

モノリス法律事務所は、大手企業から著名人、個人まで、多種多様なデジタルタトゥー案件を解決してきた豊富な実績があります。これらの経験とノウハウに基づき、個々の状況を正確に分析し、削除請求、投稿者特定、検索結果対策など、数ある選択肢の中から最も効果的かつ適切な解決策を提案します。

弁護士 河瀬 季

モノリス法律事務所 代表弁護士。元ITエンジニア。IT企業経営の経験を経て、東証プライム上場企業からシードステージのベンチャーまで、100社以上の顧問弁護士、監査役等を務め、IT・ベンチャー・インターネット・YouTube法務などを中心に手がける。

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